抄録
舗装の技術基準が性能規定化され, 個別の性能指標の実用的な測定方法の整備が急務となった. 本ノートの目的は, 技術基準の下での性能評価法の枠組みを提案することで, 具体的な性能評価法に関する議論と研究を活性化することにある.
技術基準の規定から, 性能評価は, 現地において当該舗装の性能指標を測定するだけでなく, 当該舗装を代替可能である供試体を用いる方法や性能指標と関連付けられる指標の測定結果に基づき当該性能指標を数値化する方法を組み合わせることで可能である. また, 舗装の性能指標の測定と舗装の仕様の確認の両方において非破壊検査技術が重要である.