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コンクリート委員会・規準関連小委員会
2004 年 2004 巻 767 号 p.
1-9
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
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コンクリート委員会・規準関連小委員会
2004 年 2004 巻 767 号 p.
11-16
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
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コンクリート委員会・規準関連小委員会
2004 年 2004 巻 767 号 p.
17-25
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
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コンクリート委員会・規準関連小委員会
2004 年 2004 巻 767 号 p.
27-33
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
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鳥取 誠一, 宮川 豊章
2004 年 2004 巻 767 号 p.
35-46
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本論文では, 格子状に配筋した比較的大型の鉄筋コンクリート供試体を促進的に中性化させた後, 約5年間の屋外暴露試験を行い, 鉄筋腐食に関する劣化予測法について検討した. 暴露試験の結果, かぶりを15mmとした下端筋の中央付近まで促進的に中性化させた場合, 下端筋の平均腐食速度は2×10
-3mm/年程度であること, 同一供試体中で中性化残りが10mm程度となる上端筋の平均腐食速度は下端筋の1/10程度となること, また, 暴露初期にはマクロセルと想定される影響により, 腐食速度がやや大きくなる傾向も見られるが, 腐食速度は徐々に低下し, 経年とともにマクロセルの影響も小さくなると推測されること等が把握された. 以上の試験結果および既往の研究結果を基に, 劣化予測法を示した.
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金津 努
2004 年 2004 巻 767 号 p.
47-59
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
原子力発電所の原子炉格納容器, 原子炉・冷却水配管の支持構造, 放射性返還廃棄物, 使用済み燃料などの高レベル廃棄物貯蔵施設等の鉄筋コンクリート構造物は, 高温条件に定常的に曝されることを想定して設計される. 著者は, これらの鉄筋コンクリート構造物の設計合理化に資するため, 鉄筋とコンクリートの物性の温度依存性, 鉄筋とコンクリートの熱膨張係数の相違が複合材料としての鉄筋コンクリートの変形性状に与える影響, 鉄筋フンクリートはり部材としての曲げ耐力, 変形特性などを既報において明らかにした. 本論文は, 軸圧縮力と曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリートはり部材の力学特性に与える高温の影響を実験的に把握し, その評価方法について考察したものである.
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麓 隆行, 山田 優
2004 年 2004 巻 767 号 p.
61-73
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究では, 再生細骨材を用いたコンクリートのフレッシュ性状および硬化後の性状が, 普通細骨材使用の場合と異なる原因について検討した. その結果, 再生細骨材を用いた場合, 付着したセメント水和物の影響で, 同一粒度の普通細骨材に比べて細粒分の体積割合が大きいため, その表面積が増加し, スランプが小さくなること, また硬化後の強度, 中性化深さおよびセメントの単位体積あたりの長さ変化率は, 単位セメント量と骨材の吸水量を含む総水量との比 (C/TW) と相関関係があることがわかった. 骨材の表面積とスランプの関係は, 余剰ペースト理論から説明でき, また骨材に吸収されていた水がペースト部に移動することは, 硬化後のペースト中の毛細管空隙分布から推測できた.
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八谷 好高, 白石 修章, 池上 正春, 高橋 修, 坪川 将丈, 〓 培文
2004 年 2004 巻 767 号 p.
75-86
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
空港舗装の解体に伴う発生材を使用した再生アスファルトコンクリートの空港舗装表層への適用性について, 室内試験ならびに試験舗装により検討した. 室内試験からは, 再生率を70%までとした場合の再生材料の表層としての性能が新規材料のものと大きく異なるようなことはないこと, これは再生率100%まで高めた場合でも同様であること, またこれらの傾向は老化作用により変わるようなことはないことがわかった. さらに, 3年間供用した試験舗装の評価試験結果からも, 再生材料と新規材料の違いはほとんど認められなかった. これらによって, 空港舗装に使用されていたアスファルトコンクリートを原材料とし, 再生率を70%までとした再生アスファルトコンクリートの空港誘導路への適用性が明らかになった.
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齋藤 啓一, 高橋 宏幸, 石橋 忠良, 丸山 久一, 秋山 充良, 鈴木 基行
2004 年 2004 巻 767 号 p.
87-98
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
RC部材のせん断耐力算定式は, 2点対称集中荷重の実験結果を基本にしているが, 実構造物における直接基礎や多列杭を配置したフーチングなどでは, 作用荷重が分布形状あるいは多列多点形状となるので, このような荷重分布形状でも良好な結果を与えるせん断耐力算定手法を確立することが, 実構造物を合理的に設計する上で重要である. そこで, 支承からの距離と荷重からの距離との相互の影響を考慮したはりのせん断耐力算定手法を提案した. そして, 多点対称荷重や多点非対称荷重による既往の実験結果を用いることにより検証を行い, 提案手法が実験結果を精度良く評価することを明らかにした. また, 等分布荷重を多点荷重に分割すれば, 等分布荷重が作用するはりにも同手法を適用することが可能であり, これまでの提案手法に比べて, 広範囲の実験結果に対して良好な評価を与えることを示した.
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手塚 正道, 佐藤 良一, 落合 勝, 阿部 司, 伊藤 秀敏
2004 年 2004 巻 767 号 p.
99-114
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究では, 圧縮強度100N/mm
2クラスの高強度コンクリートを用いたPRC曲げ部材の時間依存性挙動を, 普通強度コンクリートを用いた場合と比較しつつ, 実験的に検討した. 併せて, 既に提案しているクリープ解析を, コンクリート打込み直後からの挙動を連続的に予測するために, 自己収縮の影響を取り入れて拡張した. さらに, ひび割れ断面引張域のコンクリート応力負担と鉄筋の付着に起因する引張剛性を分離したテンションスティフニングモデルの考え方を提示した. 新しいクリープ解析法は, 高強度PRC部材のひび割れ発生からひび割れ定常状態に至る領域の短期および長期変形挙動を適切に評価することを示した.
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伊藤 睦, Kongkeo PHAMAVANH, 中村 光, 田辺 忠顕
2004 年 2004 巻 767 号 p.
115-129
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本論文は, 格子等価連続体化法と称する手法により, 鉄筋コンクリート要素の構成式を構築するとともに2次元問題への適用を行ったものである. 格子等価連続体化法とは, 鉄筋コンクリート要素内の力の流れを, 複数本の格子成分を用いるとともに, 各格子成分に等価一軸応力-ひずみ関係を適用することにより, 連続体構成式を導く手法である. 加えて本研究では, 開発する構成式, 解析アルゴリズムの点において, より収斂性が良く, ポストピーク領域においても安定して解が得られる有限要素法解析ツールの構築を目指している. 構築した解析ツールを用いて, 構成式の検証を行うとともに, Snap-back 挙動も含めた脆性的なせん断破壊するRCはり部材のポストピーク挙動を予測し, 実験値と比較することで, 本解析ツールの有用性について検討を行った.
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渡辺 健, 橋本 親典, 水口 裕之, 上田 隆雄
2004 年 2004 巻 767 号 p.
131-141
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
フレッシュコンクリートの初期欠陥の1つとして, 鉄筋コンクリートの沈下ひび割れが挙げられる. 沈下ひび割れは, タンピングにより修復可能であるが, 打込み部位によっては, 必ずしもタンピングが実施されていないのが現状である. 特に, 打込み時期が夏期や冬期では作業環境が厳しいため, 実施が困難な場合がある. 本研究では, 夏期, 秋期および冬期での打込み時期, かぶり, セメントの種類ならびに海砂代替としてフライアッシュIV種混入の有無が, RCスラブのコンクリート表面に発生する沈下ひび割れの幅や深さ等のひび割れ特性に及ぼす影響について検討した. その結果, フライアッシュIV種を細骨材容積の10%置換することにより, 打込み直後のコンクリートの伸び能力が改善されることが明らかになった.
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渡辺 健, 二羽 淳一郎, 横田 弘, 岩波 光保
2004 年 2004 巻 767 号 p.
143-159
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
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フリー
現在, コンクリート構造物の設計体系は, 性能照査型への転換が求められている. このような背景のもと, より信頼性の高い構造解析手法を可能とするためには, 圧縮力を受けるコンクリートの, ポストピーク域における力学特性の定量評価が必須である. 本論文では, コンクリートの圧縮軟化特性に影響を及ぼす重要な要因として, 圧縮ひずみの局所化問題に着目した. そして, コンクリート供試体の繰返し圧縮載荷試験結果を参考に, コンクリートの応力-ひずみ履歴曲線が示す非線形挙動に関して, 高ひずみ域まで含めて表示可能なモデルを提示した. この式を用いることで, コンクリートの圧縮強度および供試体の形状・寸法比の違いに関係なく, 供試体の応力-ひずみ履歴曲線の推定が精度良く行えることを確認した.
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Kongkeo PHAMAVANH, 伊藤 睦, 中村 光, 田邉 忠顕
2004 年 2004 巻 767 号 p.
161-176
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究は, 格子等価連続体化法構成式を使用して, 地震時の鉄筋コンクリート構造物の挙動を正確に予測する解析ツールの開発を主眼としている. そのため, 本研究ではRC要素内に発生する最初のひび割れに対して, 直交, 非直交の最大計4方向のひび割れが許容できるように構成式の拡張を行った. 構築した構成式を用いて, 正負交番載荷実験, 振動実験を数値解析し, 実験値と比較することで, 本解析モデルの妥当性, 解の収束性, 及び適用性について検討を行った. 加えて, 構成式で使用するパラメータについても検討を行った.
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栗田 守朗, 田中 博一
2004 年 2004 巻 767 号 p.
177-184
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
鋼繊維を混入した高流動コンクリート (以下, 高流動鋼繊維補強コンクリートと呼ぶ) の配合設計に資するための基礎的なデータを得ることを目的に, 高流動鋼繊維補強コンクリートのフレッシュ性状に関する実験的な検討を行った. 鋼繊維混入率, 単位粗骨材絶対容積, コンクリートの粘性を要因として, 流動性, 変形性, 材料分離抵抗性, ウエットスクリーニングしたモルタルに関する試験を実施した. その結果, 鋼繊維の材料分離を抑制する適当な粘性を有し, 鋼繊維混入率と単位粗骨材絶対容積との適切な組合せを選定することにより, 流動性および変形性に優れた高流動鋼繊維補強コンクリートが得られることを明かにした.
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鳥居 和之, 野村 昌弘, 本田 貴子
2004 年 2004 巻 767 号 p.
185-197
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究では, 北陸地方のASRが発生しているコンクリート構造物に使用された代表的な反応性骨材 (川砂利, 安山岩砕石など) を採取し, 反応性骨材の岩石・鉱物学的特徴およびアルカリシリカ反応性を明らかにするとともに, 北陸地方全域より収集した約80種類の骨材を対象として, 4種類の試験法にて実施した骨材のアルカリシリカ反応性の判定結果の適合性を検討した. また, 川砂利を使用して作製したコンクリート試験体から採取したコアの促進養生条件下 (IN・NaOH溶液浸漬および飽和NaC1溶液浸漬) における膨張量を測定することにより, コンクリートのアルカリシリカ反応性の迅速評価法を提案した.
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谷口 秀明, 渡辺 博志, 河野 広隆, 藤田 学
2004 年 2004 巻 767 号 p.
199-210
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究は, テストハンマーの反発度からコンクリートの圧縮強度を推定する際の問題点を明らかにするため, テストハンマーの動作機構や反発度の物理的な意味合いを踏まえた検討を行ったものである. プランジャーを用いた静的圧入試験によりコンクリートのブリネル硬度を測定した結果, 反発度と硬度の試験値の関係は理論式とほぼ一致し, 反発度が硬度を表現していることが確認された. ただし, 理論式からのばらつきの発生は避けられず, ハンマー打撃時に生じるエネルギー損失量の変動が, 主な原因であることを示した. また, コンクリートの圧縮強度と硬度の間は概ね比例関係にあり, 硬度は圧縮強度を推定する指標であるが, 詳細に見れば, 低強度域では比例係数は変化することが判明した.
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舟橋 政司, 原 夏生, 横田 弘, 二羽 淳一郎
2004 年 2004 巻 767 号 p.
211-226
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
高性能軽量コンクリートを用いたRC部材のせん断耐力評価手法を確立するために, RCはりの曲げせん断試験および一面せん断試験を実施した. 曲げせん断試験では, せん断スパン比
(a/d) とコンクリートの単位容積質量を変化させ, それらが高性能軽量コンクリートを用いたRCはりの破壊機構へ及ぼす影響について検討した. その結果, せん断補強鉄筋を有さないRCはりの斜めひび割れ発生耐力は, コンクリートの単位容積質量の関数である低減係数η
s=(ρ/ρ
0)
3/2を乗じて算定することが適当との結論が得られた. また, ひび割れ面では骨材が割れてせん断伝達面が平滑になるため, せん断伝達耐力の算定には, 同様の性質を有する高強度コンクリートに対する既往の評価式が適用できることが分かった.
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杉山 隆文, 清水 俊吾, Worapatt RITTHICHAUY, 辻 幸和
2004 年 2004 巻 767 号 p.
227-238
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
電気泳動法を用いて, イオン移動に影響を及ぼすモルタルの空隙構造を定量的に把握することを試みた. 定量化にあたって空隙率と屈曲度から構成される空隙構造係数を定義し, 定常状態におけるイオンの電気泳動より求めた実効拡散係数を用いて, この係数を計算した. 空隙構造係数は, 100nm~2μmの範囲の細孔量と概ね整合し, 置換率が30%のフライアッシュモルタルでは, 空隙率が大きいにもかかわらず屈曲度が増加するために, 空隙構造係数は小さくなることを明らかにした. そして, 空隙構造係数が小さい場合, 駆動力が濃度勾配である拡散では移動できない空隙が存在する可能性を示唆した. また, トレーサーイオンとして塩化物イオンの他に, カリウムイオンも同一の空隙構造係数を与えることを示した.
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幸左 賢二, 田崎 賢治, 吉原 聰, 田中 克典
2004 年 2004 巻 767 号 p.
239-252
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
標準的な柱部のみを補強したRCラーメン橋脚を対象として, 現状の梁部をモデル化したもの, 横梁部の鉄筋量を標準の1/2としたもの, 帯鉄筋量をゼロとした, 3体の模型供試体実験を実施し, 梁部のせん断耐力を評価した. その結果, 梁部にせん断損傷が生じるとともに, 帯鉄筋量が減少するにつれて, じん性率の低下が認められたので, フレーム解析およびFEM解析手法を用いて, コンクリートのせん断耐力とじん性率の関係を定式化することを試みた.
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川村 力, 谷村 幸裕, 曽我部 正道, 佐藤 勉, 長谷川 雅志
2004 年 2004 巻 767 号 p.
253-266
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
本研究は, 最近建設された鉄道高架橋においてかぶりの実態調査を実施し, かぶりの施工誤差について, その生じる要因と大きさについて検討を行った. 3万点以上におよぶかぶりの測定結果から, かぶりの施工誤差の分布傾向は部材により異なり, 柱側面や梁の下面および側面, 張出スラブの下面においてかぶり不足が多く発生していることが明らかになった. また, かぶりの施工誤差が生じる原因は, 柱と梁では, 柱において鉄筋が全体的にずれることが影響していることや, 鉄筋の全体的なずれは, 基礎構造によって異なることが明らかになった. さらに, 耐久性照査において, あらかじめ見込むかぶりの施工誤差の値を提案した.
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土屋 智史, 青戸 拡起, 前川 宏一
2004 年 2004 巻 767 号 p.
267-272
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
RC棒部材接合部の不連続な変形を三次元のもとで考慮するための断面接合要素を提案し, 部材応答に占める接合面の影響を三次元のもとで骨組み解析から検討した. ファイバーモデルを基本とし, 断面直交方向に一次元応力場, および相対する断面間の平面相対変位を仮定して接合要素を得た. 一方向繰り返し並びに三次元多方向載荷実験の結果を用いて提案手法の検証を行うとともに, 局所変形が躯体損傷や部材変位に及ぼす影響と接合部の非線形多軸応答について検討した.
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坪川 将丈, 八谷 好高
2004 年 2004 巻 767 号 p.
273-278
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
空港コンクリート舗装の目地に使用される目地材や目地板などの目地材料に関しては, 空港土木工事共通仕様書において規格が定められている. これらの規格では, 目地材料の材質によって規格が大きく異なっていることや, 試験方法が明確でないことから, 目地材料に要求される性能を反映しているとは言い難い. 本研究では, 空港コンクリート舗装に用いられる目地材料に要求される性能を示し, それらを評価するための室内試験を実施した. その結果, 目地材料の性能は, 温度条件, 環境条件, 繰返し圧縮回数等により大きく変化することが明らかになった.
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吉田 武
2004 年 2004 巻 767 号 p.
279-284
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
舗装の技術基準が性能規定化され, 個別の性能指標の実用的な測定方法の整備が急務となった. 本ノートの目的は, 技術基準の下での性能評価法の枠組みを提案することで, 具体的な性能評価法に関する議論と研究を活性化することにある.
技術基準の規定から, 性能評価は, 現地において当該舗装の性能指標を測定するだけでなく, 当該舗装を代替可能である供試体を用いる方法や性能指標と関連付けられる指標の測定結果に基づき当該性能指標を数値化する方法を組み合わせることで可能である. また, 舗装の性能指標の測定と舗装の仕様の確認の両方において非破壊検査技術が重要である.
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Khandaker M., Anwar HOSSAIN
2004 年 2004 巻 767 号 p.
285-300
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
The behaviour of thin walled composite (TWC) filled beams with normal (NC) and lightweight volcanic pumice concrete (VPC), is described. Comprehensive series of tests provided information on the loaddeflection response, failure modes, stress-strain characteristics and effect of different modes of interface connections. The strength of the beam is limited by the compression buckling capacity of the steel plate at the top of the open box section. The enhancement of strength of such beams can be possible by stiffening the compression steel plates at the open end of box section with various modes interface connections. The design of such beams should consider local buckling of steel and interface shear bond characteristics.
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Komsan MALEESEE, Tetsurou KASAI
2004 年 2004 巻 767 号 p.
301-312
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
Influences of penetrative condition of curing water on properties of cementitious materials were investigated. In a large-size specimen with a low water-cement ratio (W/C), both the mixing water and penetrative water at standard water curing are not sufficient to complete the hydration of the entire specimen. Therefore, curing conditions were studied to improve the properties of the specimens at any distances from the surface during hydration process. When W/C is low, specimens cured with water containing AE-admixture, which has low surface tension, and water under high pressure was able to improve the degree of hydration and strength more than those subjected to the standard water curing.
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Manakan LERTSAMATTIYAKUL, Junichiro NIWA, Satoshi TAMURA, Yuzuru HAMAD ...
2004 年 2004 巻 767 号 p.
313-325
発行日: 2004/08/20
公開日: 2010/08/24
ジャーナル
フリー
The parametric study using FEM has been performed to investigate the factors thought to influence on the shear mechanism of PC slender beams. With the main investigation on the effects of prestressing force with its type of stress distribution, the failure mechanism can be clarified. The simplified truss model has been developed with a small number of degrees of freedom for assessing the shear carrying capacity of PC slender beams based on the equivalent linear analysis. By utilizing the extrapolated inclination of critical stress flow and the thickness of diagonal compression members estimated from the FEM results, the well-predicted results on the shear behavior of PC slender beams without transverse reinforcement can be obtained.
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