土木学会論文集
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リアルタイム全自動処理 Weigh-In-Motion による長期交通荷重モニタリング
小林 裕介三木 千壽田辺 篤史
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2004 年 2004 巻 773 号 p. 99-111

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抄録

鋼橋の主要な損傷の一つである疲労は, 交通荷重によるダメージの長期的な蓄積が原因である. このため, 効果的な維持管理には長期にわたって交通荷重をモニタリングすることが不可欠である. この交通荷重を測定する手法に Weigh-In-Motion がある, しかしながら, 従来の Weigh-In-Motion は一時的な交通荷重の測定に用いられるのみで, 長期間継続してモニタリングできるようなシステムとなってない. 本研究では, 全自動かつリアルタイムに車両重量を算出することによって, 長期にわたって継続的に交通荷重を遠隔モニタリングすることのできる全自動 Weigh-In-Motion システムを構築した. さらに, このシステムを一般国道の3橋梁に適用し, 長期間継続して交通荷重のモニタリングを行い, その特性について分析した.

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