土木学会論文集A
Online ISSN : 1880-6023
ISSN-L : 1880-6023
和文論文
橋梁構造形式と桁上走行自動車の地震時事故率に関する解析的研究
高田 至郎山本 聡鍬田 泰子
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2006 年 62 巻 1 号 p. 91-100

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抄録
 ゴム支承や免震支承を用いた橋梁では,構造系が長周期化して桁の応答変位が増大する可能性がある.耐震設計あるいは免震設計によって橋梁の安全性が構造的に保たれたとしても,橋梁桁上を走行する利用者の安全は別途検討する余地がある.すなわち,構造物および利用者からの両視点での安全性の検討が必要である.そこで,本研究では地震発生時にゴム支承を有する高架橋を走行するドライバーの安全性を解析的に検討し,ドライバーの視点での橋梁の安全性向上のための対策法について提案した.
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© 2006 社団法人 土木学会
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