土木学会論文集A
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和文論文
近接爆発を受ける鉄筋コンクリート版の損傷と覆土の緩衝効果
森下 政浩阿曽沼 剛栗木 茂幸竹本 憲介齊藤 和伸松尾 啓
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2006 年 62 巻 4 号 p. 865-876

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抄録

 本研究では,爆発荷重を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計法及び防護法の確立に資するため,豊浦標準砂を用いた覆土の有無,ペントライト爆薬の質量及びスタンドオフ距離をパラメータとして鉄筋コンクリート版試験体の近接爆発試験を実施し,試験体に生じたクレータ,スポール及び貫通孔の発生状況に着目して検討を行った.その結果,爆発荷重に対する覆土の緩衝効果が明確に認められること,McVayのスポール損傷予測法を基に本研究で提案した方法により,覆土のない場合の鉄筋コンクリート版の損傷をより精度よく予測できることなどが明らかとなった.

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© 2006 社団法人 土木学会
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