抄録
近年,鋼床版構造における疲労損傷が大きな問題となっている.本論文では,鋼床版構造の疲労損傷への予防的な補強対策として,鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装による合成鋼床版化を考え,その効果についてFEM解析および実地応力測定により検証した.実地応力測定は,実際にSFRC舗装鋼床版構造が採用された横浜ベイブリッジ下層部(国道357号線,平成16年4月開通)を対象として実施した.さらに,合成鋼床版構造では,SFRC舗装のひび割れやデッキプレートとの接着切れにより合成効果が低下する可能性が懸念されることから,継続的に合成効果の機能健全性を評価することを目的として,光ファイバセンサを用いたモニタリングシステムを構築した.