土木学会論文集A2(応用力学)
Online ISSN : 2185-4661
ISSN-L : 2185-4661
応用力学論文集Vol.19(特集)
制御理論を用いたWeigh-In-Motionに関する基礎的検討
鈴木 健吾丸山 收関屋 英彦小西 拓洋三木 千壽
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_45-I_51

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抄録
橋梁において,走行車両によって生じる振動は,橋梁の疲労損傷を進行させる原因となる.橋梁の維持管理において,振動を発生させる交通荷重の車両重量を継続的に把握することは,極めて重要である.現在,橋梁上を通行する車両の軸重等を間接的に計測するシステムとして,車両通行時に発生するひずみ応答の解析から走行車両の荷重計測を実施するBWIM(Bridge Weigh-In-Motion)がある.本研究はBWIMを目的として,制御理論を用いて1自由度移動荷重-梁系における梁の応答から移動荷重の梁に対する荷重効果および車両重量を同定する手法の基礎的検討をしている.試算では路面凹凸の有無による2通りの同定精度の検討を実施した.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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