土木学会論文集A2(応用力学)
Online ISSN : 2185-4661
ISSN-L : 2185-4661
応用力学論文集Vol.21(特集)
植生水制工近傍における馬蹄渦,組織渦構造に関する実験的研究
岡本 隆明岡崎 拓海竹中 将人山上 路生戸田 圭一
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 74 巻 2 号 p. I_431-I_438

詳細
抄録
本研究では透過水制と不透過水制を組み合わせた植生水制工(Vegetated groyne, Ali & Uijttewaal (2013, 2010)1), 2))を用いた実験的研究を行う.植生水制工はコンクリート工の上部に植生型の杭群を設置したもので,平水時の水位が低い場合は不透過水制工と同等の護岸効果を発揮する.増水時のみ水制上部が透過水制として機能し,水位上昇を抑えながら護岸効果を発揮する.しかしながら,植生水制工を対象とした研究は少ないため効果的な水制の形状や透過度などはまだわかっていない.
本研究では植生水制工の透過度,水制下部のコンクリート工の高さの変化による流速低減効果,馬蹄渦構造,組織渦構造の変化について詳細に調べる.
著者関連情報
© 2018 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top