2021 年 77 巻 2 号 p. I_155-I_162
アイソジオメトリック解析の要素積分では広く数値積分が用いられているが,NURBS ソリッド要素のガウス積分に必要な積分点数は明確ではない.そこで本で研は究,様々な曲率を有する円弧ばりを対象に線弾形性解析を行い,それぞれのケースにおいて解が収束する積分点数を得た上で,積分点数に響影を及ぼすパラメータを検討した.その結果,収束する積分点数は基底関数の次数,要素数,コントロールポイントの重みにより変化することが分かった.これらの結果から,NURBS ソリッド要素に必要なガウス積分点数を決す定る指標案を提した.