土木学会論文集B
Online ISSN : 1880-6031
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和文論文
播種・株植が不要なアマモ移植工法の現地実証実験
高山 百合子上野 成三前川 行幸
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2008 年 64 巻 3 号 p. 180-191

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抄録
 播種や株植を中心とした従来のアマモ移植方法は,多大な労力を要し,かつ,種子や株の採取により天然のアマモ場にダメージを与えるという問題があった.そこで本研究では,従来方法の問題点を解決した新しいアマモ移植工法を開発し,三重県英虞湾において本工法の実証実験を5年間にわたり実施した.本移植工法は,アマモ場の海底に移植用マットを設置し,マット上にアマモ種子が落下・発芽することによりマットにアマモが定着し,このマットを移設することでアマモ移植を完了するもので,播種・株植が不要なことから既存のアマモ場にダメージを与えず,かつ,効率的にアマモ移植を実施する方法である.現地実験結果により,本移植工法により次世代にわたり生育するアマモ場が形成されることを実証した.
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© 2008 社団法人 土木学会
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