抄録
5種類の確率分布モデルを用いて凍結指数の推定を行った.凍結指数は単に一つの確率分布で表されず,また,適合性が良い確率分布モデルとしては,対数正規分布と正規分布であることが示された.凍結指数が単一の確率分布で表せないため,最大値から上位1/3のデータによる推定法の適用を検討した.この推定法で求められた凍結指数は,真値との比較から高い推定精度であることが分かった.また,データ数が凍結指数の推定に与える影響を検討した結果,1990年代以降の凍結指数の変動が極めて大きいことが分かり,凍結指数の推定には,25年分以上のデータ数が必要になることが明らかとなった.