2013 年 69 巻 2 号 p. II_1-II_6
見通しが悪い交差点は多く存在している.このような交差点における改良の必要性の有無は,技術者の経験により判断がなされている.モバイルマッピングシステムによる三次元点群情報を用いることで,見通しを数値化して推定することが可能となり,客観的かつ詳細な交差点改良の検討に資するといえる.そのため,本研究ではモバイルマッピングシステムによる三次元点群情報を用いた交差点における見通しの評価手法に着目し,検討を行った.その結果,モバイルマッピングシステムによる三次元点群情報を用いることで,各流入部及び各視点での見通しを不可視空間の割合を用いて表現することができた.