抄録
本研究では,GPSとQZSSを併用した場合のQZSSの機数の違いと,仰角の違いによる測位精度を比較して精度変化を検証することを目的とする.2017年12月8日時点ではQZSSは初号機と2号機のみが運用中であったため,GPSのみ,GPSとQZSS初号機であるJ01,GPSとQZSS2号機であるJ02,GPSとQZSS2機の4つのパターンで測位解析を行った.また,仰角が75°~90°の高仰角,45°~75°の中仰角,15°~45°の低仰角に衛星が存在する場合のパターンを解析し比較を行なった.その結果,QZSSの機数が増えると,解析値の標準偏差が減少することがわかった.また,仰角が高い位置にQZSSが存在すれば精度が良くなる傾向にあるが,受信衛星数やDOPによってはその限りでないことがわかった.