2022 年 78 巻 2 号 p. II_26-II_33
モービルマッピングシステム(MMS)に搭載されるレーザスキャナはTOF(Time of Flight)方式が主流であったが,近年では位相差方式レーザスキャナを搭載した機種が登場している.そこで本研究では位相差方式レーザスキャナを搭載したMMSによる計測時におけるターゲット表面の素材が異なる場合での取得点群の分析および検証を行った.結果として,反射強度が強いターゲットではターゲットの設置位置とは異なる場所に点群がプロットされノイズを生じやすいこと,反射強度が中程度となる場合は正常な計測となり,反射強度が弱いターゲットでは取得した点群の形状に乱れや取得点数が少なくなること,ターゲットに対するレーザ入射角が83°以上90°未満と大きな値になる場合に限りノイズが発生しなかったことが示された.