抄録
熟練技能者が保有する技能は,我が国の生産活動の発展において不可欠なものである.少子高齢化の進展により技術継承が問題となっている現在の社会情勢において,熟練技能者の技能を記録保存する技術の開発は喫緊の課題である.それにこたえる形で,土木作業現場の映像データを動線描画ソフトの分析から得られた定量的データをもとに,作業特性を「見える化」したモデルとしての活用により技術・技能の伝承を可能とするシステムを開発する.本論では,現地モニタリングの試行による画像データの採取方法と結果の検証および今後のシステム開発の展望について述べる.