土木学会論文集D
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和文論文
飛行場管制からみた空港容量拡大方法に関する研究
屋井 鉄雄平田 輝満山田 直樹
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2008 年 64 巻 1 号 p. 122-133

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抄録

 羽田や福岡・那覇などの混雑空港における容量拡大は,我が国の経済,地域・国際交流の活性化のために必要不可欠である.羽田空港に関しては,2010年に新D滑走路が完成予定で,現在の1.4倍程度の容量になるものの,中長期的な視点では十分な容量であるかは議論の余地が残る.また,空港容量の拡大方策を検討する際には,滑走路新設等のハード施策に加え,航空管制方法の改善等のソフト施策もこれまで以上に検討する必要がある.本論文では,羽田空港を対象として,容量拡大のための新たな管制方法とそれに対応した統計的容量算定方式の提案をし,さらに空港容量算定シミュレーションを活用し複数滑走路のインタラクションを考慮した容量拡大方策についても分析を行った.

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© 2008 社団法人 土木学会
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