土木学会論文集E
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和文論文
矩形領域に等分布荷重が作用する舗装構造の理論解
小澤 良明松井 邦人
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2008 年 64 巻 3 号 p. 460-468

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抄録
 BISARやGAMESのような舗装構造解析の理論解は円柱座標系で誘導されてきた.この座標系は円形領域に分布する荷重の応答を求めるのに適している.本研究の目的は,多層弾性構造表面の矩形領域に等分布荷重が作用する問題の理論解を誘導することである.デカルト座標系で定義されたNavierの式を満足する変位の3成分をNeuber-Papkovichの解で表し,Fourier変換を用いて解いている.ここでは,荷重として鉛直方向と水平2方向の等分布荷重を考慮している.理論解の妥当性を検証するため,GAMESを用いた解と比較し両者の応答が良く一致することを確認した.
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© 2008 社団法人 土木学会
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