土木学会では,2004年にジェンダー問題検討特別小委員会が発足し,2006年に男女共同参画小委員会と名称を変更して,土木分野における男女共同参画に取り組んできた.これまでに土木学会全国大会での研究討論会開催や法人会員アンケート調査などを行い,男女共同参画の推進を2008年策定の「JSCE2010-社会と世界に活かそう土木学会の技術力・人間力-」における重点目標の一つとすることができた.2008年からは,活動の目的を男女共同参画からダイバーシティ(多様性)の推進に展開して活動を続けている.
本論文では,これまでの活動を振り返って総括するとともに,今後の課題について述べる.