土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第49巻
大阪湾流域における栄養塩負荷の変遷と現況調査
西田 修三川住 亮太中谷 祐介村上 雄大
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2012 年 68 巻 7 号 p. III_751-III_760

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抄録
 大阪湾においては,水質総量規制等により海域の水質は大きく改善されたが,停滞性が強く陸域負荷の流入が集中する湾奥部では未だに水質と底質の改善が進まず,赤潮や青潮の発生がみられる.本研究では,大阪湾に流入する陸域負荷の変遷と現況を定量的に明らかにするため,出水時を含めた河川水質調査を実施するとともに,統計資料の収集・分析と合流式下水道越流水(CSO)の調査も実施した.その結果過去30年の間にCOD,リンともに流入負荷が半減した.一方,2005年度には人口が集中する寝屋川・大阪市内河川流域からは年間総負荷量の約40%に及ぶ栄養塩負荷が流入し,湾奥部の水質悪化の要因となっていた.また,出水時の河川負荷増大とともにCSOによるNH4-N負荷の流入も大きなインパクトを与えていた.
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© 2012 公益社団法人 土木学会
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