土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
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和文論文
  • 斎藤 健志, 川本 健, 小松 登志子
    2021 年 77 巻 3 号 p. 72-82
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/20
    ジャーナル 認証あり

     東京大都市圏内の荒川低地で,クローズドチャンバー法による地表面CO2フラックスと拡散法による土壌内CO2フラックスの観測を通し,CO2フラックスの温度依存性と土壌内CO2の生成と消失について検討した.地表面CO2フラックスと深度10cmの土壌温度には,温度依存性が認められ,𝑄10値として2程度の値が得られた.地表面と土壌内CO2フラックスについて,2年8ヶ月にわたる観測期間中の各地点・各深度での各々の値を全て足し合わせ,地表面CO2フラックスを100とし,土壌内CO2フラックスの相対値,また,CO2生成量と消失量の相対値を算出した.その結果,全ての深度で大気に向かう上向きのCO2フラックスが確認され,地表面CO2フラックスに対しては,土壌表層部で,その90%以上が生成されていることが明らかになった.

  • 中谷 祐介, 鹿島 千尋, 宮西 杏奈, 西田 修三
    2021 年 77 巻 3 号 p. 83-102
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/20
    ジャーナル 認証あり

     淀川流域を対象に,人工水循環系における水・物質輸送量の算定方法を構築し,人口減少による将来変化を推計するとともに,流域の水・物質動態と海域への流出負荷に及ぼす影響について解析を行った.その結果,2050年には下水処理場からの放流負荷量は,窒素とリンではそれぞれ25.1%,20.6%と大きく減少する一方,ケイ素では8.9%の減少にとどまり,人工水循環系における動態特性の違いを反映して大きな差異が生じると見積もられた.海域へ流出する窒素,リン,ケイ素の負荷量はそれぞれ14.7%,7.8%,1.5%減少し,今後は負荷削減施策を積極的に推進せずとも,窒素とリンの流出負荷量は大幅に減少する.相対的に窒素が減少,ケイ素が増加することで,大阪湾奥部では一次生産量が低下するが,優占種が珪藻類から変化する可能性は低いと推察された.

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