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土木学会論文集G(環境)
Vol. 70 (2014) No. 6 p. II_11-II_21

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http://doi.org/10.2208/jscejer.70.II_11

環境システム研究論文集 第42巻

 現在,日本の廃棄物処理では,可燃ごみは焼却し,不燃ごみは直接埋立しており,焼却に大きく依存したシステムとなっている.近年,リサイクルの推進により,焼却処理された可燃ごみの量や組成は大きく変化し,可燃ごみ中の生ごみの割合は大きく,発熱量は低い傾向にあり,焼却による効率の良い熱回収はできていないのが現状である.本研究で対象とした北広島市では,一般廃棄物から生ごみを除いた普通ごみは,直接埋立されており,最終処分場での有機物負荷が問題となっている.そこで本研究では,北広島市を対象に,可燃ごみの質と最終処分場への負荷を改善することを目的に,MBT(Mechanical-Biological Treatment)を用いた廃棄物処理システムを提案し,その導入の効果を検討した.その結果,北広島市の廃棄物処理システムにMBTを導入することにより,可燃ごみの質の向上と最終処分場の負荷低減を実現させる一方,コスト面でも,単に広域焼却する計画案よりも安価になり得ることを定量的に示し,本研究では,北広島市にMBTの導入ポテンシャルがあることを示した.

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