土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
環境システム研究論文集 第42巻
廃棄物処理システム改善のためのMBT導入による効果の検討―北広島市の可燃ごみ質の向上と最終処分場への負荷低減を目的とした事例―
佐竹 佑太古市 徹翁 御棋石井 一英藤山 淳史
著者情報
ジャーナル フリー

70 巻 (2014) 6 号 p. II_11-II_21

詳細
PDFをダウンロード (876K) 発行機関連絡先
抄録

 現在,日本の廃棄物処理では,可燃ごみは焼却し,不燃ごみは直接埋立しており,焼却に大きく依存したシステムとなっている.近年,リサイクルの推進により,焼却処理された可燃ごみの量や組成は大きく変化し,可燃ごみ中の生ごみの割合は大きく,発熱量は低い傾向にあり,焼却による効率の良い熱回収はできていないのが現状である.本研究で対象とした北広島市では,一般廃棄物から生ごみを除いた普通ごみは,直接埋立されており,最終処分場での有機物負荷が問題となっている.そこで本研究では,北広島市を対象に,可燃ごみの質と最終処分場への負荷を改善することを目的に,MBT(Mechanical-Biological Treatment)を用いた廃棄物処理システムを提案し,その導入の効果を検討した.その結果,北広島市の廃棄物処理システムにMBTを導入することにより,可燃ごみの質の向上と最終処分場の負荷低減を実現させる一方,コスト面でも,単に広域焼却する計画案よりも安価になり得ることを定量的に示し,本研究では,北広島市にMBTの導入ポテンシャルがあることを示した.

著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top