土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第56巻
単離および土着の原生動物に捕食される細菌の残存性に関する評価
中村 寛治増子 宙三平 武史奥田 春香
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2019 年 75 巻 7 号 p. III_395-III_402

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抄録

 3種類の細菌捕食性原生動物,Spumella sp. TGKK2,Ochromonas sp. TGPH2,Bodo sp. TGKH8を利用して捕食実験を実施し,被食細菌の残存性に関する評価を行った.被食細菌としては,Cupriavidus necator KT1由来およびEscherichia coli K-12由来の組換え体,加えてPseudomonas aeruginosa PAO1を利用した.これらの細菌は,およそ1~5×108cells/mLの濃度を初期値として,捕食実験に用いた.捕食の速度や残存レベルは組合せによって様々であったが,多くのケースで,初期に著しい減少を示した後,104~106cells/mLの範囲で一定の値に到達し,安定した.また,C. necator KT1の組換え体を利用して,河川水中の土着原生動物群による捕食実験を行った結果,同様の捕食挙動が観察された.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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