2019 年 75 巻 7 号 p. III_395-III_402
3種類の細菌捕食性原生動物,Spumella sp. TGKK2,Ochromonas sp. TGPH2,Bodo sp. TGKH8を利用して捕食実験を実施し,被食細菌の残存性に関する評価を行った.被食細菌としては,Cupriavidus necator KT1由来およびEscherichia coli K-12由来の組換え体,加えてPseudomonas aeruginosa PAO1を利用した.これらの細菌は,およそ1~5×108cells/mLの濃度を初期値として,捕食実験に用いた.捕食の速度や残存レベルは組合せによって様々であったが,多くのケースで,初期に著しい減少を示した後,104~106cells/mLの範囲で一定の値に到達し,安定した.また,C. necator KT1の組換え体を利用して,河川水中の土着原生動物群による捕食実験を行った結果,同様の捕食挙動が観察された.