2019 年 75 巻 7 号 p. III_413-III_423
水道管路の老朽化と維持管理に関する指標として,無効率・超過管率のほか,管種などの物的資源,職員数などの人的資源,給水収益などの金銭的資源に関する指標に加え,維持管理に関する指標として管路更新率・超過管更新率・漏水修繕率を取り上げ,指標相互間の関係性について検討した.その結果,無効率はダクタイル管率,塩ビ管率,技術系職員数,給水収益などと関連があること,超過管率は職員数・給水収益・管路更新率などの指標と関連があることが分かった.また,給水人口規模が大きくなると無効率が小さく,超過管率が大きくなり,それにつれて管種,職員数,給水収益なども変化することが分かった.さらに,広域化,官民連携を実施した事業体では,人的資源の確保の傾向が見られること,広域化事業体では管路更新率,漏水修繕率が改善傾向にあることが示唆された.