土木学会論文集F
Online ISSN : 1880-6074
ISSN-L : 1880-6074
和文論文
長尺鏡ボルト工の地山補強効果に関する簡易評価モデルの提案
宮野前 俊一森田 篤酒井 照夫松井 幹雄梨本 裕大久保 誠介
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 62 巻 2 号 p. 258-267

詳細
抄録
 NATM によるトンネル施工では,切羽前方地山の安定を確保することがトンネルを安全かつ安定に施工するために必要である.特に地山強度比が小さな押し出し性地山においては,切羽前方地山を補強するための対策工として,長尺鏡ボルト工が広く採用されている.
 本論文では軸対称 FEM を用いて,長尺鏡ボルト工による効果を定量的に評価するための簡易モデルを提案し,内空変位と地表面沈下の計算結果を計測結果と比較することでその実用性を明らかにする.
著者関連情報
© 2006 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top