土木学会論文集G
Online ISSN : 1880-6082
ISSN-L : 1880-6082
特集(3R(リデュース、リユース、リサイクル))
コンジョイント分析による生ごみリサイクル方式の住民選好評価
石井 一英古市 徹寺山 健谷川 昇稲葉 陸太
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2007 年 63 巻 4 号 p. 294-303

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抄録
 本研究では,住民が望ましいと思う生ごみリサイクル方式(収集回数,収集方法,生ごみ中の異物除去方法,処理手数料及びリサイクル方法を属性としてもつ)の検討を,従来のアンケート調査による各属性の個別評価ではなく,多属性評価手法であるコンジョイント分析により行った.特に,地域特性(現行の生ごみの処理方法や有料化実施の有無,都市形態,住居形態)による生ごみリサイクル方式の望ましさの違いを明らかにするために,地域特性の異なる 3つの自治体の解析を行った.その結果,集合住宅居住者の収集回数の限界評価額が特に高いこと,そして大都市では,需要の少ない堆肥化よりもエネルギー回収可能なバイオガス化を望む傾向にあることを明らかにした.
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© 2007 社団法人 土木学会
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