土木学会論文集C(地圏工学)
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和文報告
準三次元斜面安定解析法による対策工設計に関する一考察
西山 卓今西 肇千葉 則行伊藤 孝男
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2012 年 68 巻 2 号 p. 375-384

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抄録
 地すべりや斜面崩壊は三次元的な移動現象であり,その安定を論じるには三次元的に取り扱う方が理解しやすい.筆者らは,極限平衡法に基づく準三次元斜面安定解析法(本研究では,簡易三次元斜面安定解析法(ΔB法)と呼ぶ)について,解析式の展開と適用性について検討してきた.ΔB法は,斜面の安定性を評価するために,二次元断面の安定計算結果を拡張した準三次元斜面安定解析法である.その方法は,既往のスプレッドシ-トや二次元斜面安定計算ソフトウェアを用いて計算することができる.本論はこれまでの研究成果をもとに,ΔB法に基づく対策工設計のための抑止力導入方法の考え方を整理し,他の抑止力導入方法(案)と比較してそれぞれの持つ特徴を示し,三次元解法に基づく抑止力導入方法の考え方を早期に確立する必要があることを示した.
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© 2012 公益社団法人 土木学会
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