土木学会論文集C(地圏工学)
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和文論文
繰返しせん断ひずみ履歴を用いた砂質土の液状化に伴う体積ひずみの評価法
海野 寿康仙頭 紀明小野 大和林 健太郎
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2012 年 68 巻 4 号 p. 680-694

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抄録

 繰返しせん断による砂質土の体積収縮挙動に関連し,中空ねじり試験を用いて,液状化後の再圧密体積ひずみに対する細粒分や初期密度,試験後の残留せん断ひずみの影響に関する検討を行った.要素試験の結果,細粒分の有無に関係なく,砂質土の液状化後の体積ひずみは,繰返しせん断中のせん断ひずみ履歴に依存しており,繰返しせん断ひずみ履歴が多いほど,相対密度が小さいほど液状化後の体積ひずみは大きくなる結果となった.一方,繰返し載荷後に残留せん断ひずみが生じる場合,残留せん断ひずみが多いほど体積ひずみは小さくなる.本稿では,要素試験の結果を検証する為に振動台による模型実験を実施し液状化による沈下量の把握を行ったが,要素試験同様に加振中のせん断ひずみ履歴をもって沈下量を整理した結果,高い相関性を示す結果となった.

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