抄録
浚渫土を原料土として作製した固化処理土を破砕し,この破砕粒子を砂礫の代替品として護岸背面の裏埋などに利用することができれば好都合である.しかしながら,利用可能か否かを判断できるデータは未だ十分に得られていない.そこで,含水比が110%の浚渫土に固化材を100~400 kg/m3添加して固化後に破砕した粒子を作製し,破砕粒子の強度試験を実施した.試験は単粒子(4.75~9.5mm)の圧縮試験と破砕粒子(粒度分布は0.85~2mmおよび2~4.75mm)の圧密排水(CD)三軸圧縮試験である.その結果,体積圧縮量が大きいが,内部摩擦角は30°以上が確保できることが明らかとなった.