2020 年 76 巻 2 号 p. 215-220
廃棄物最終処分場の閉鎖時の降雨浸透制御を図るための通気性の良い覆土の1つとして,自然材料で構成されるキャピラリーバリア型(以下,CB型と記す)覆土がある.CB型覆土の施工実績は比較的少なく,CB型覆土を構成する相対的に細粒な土とその下部の相対的に粗粒な土に適した土質物性(透水性,保水性)は十分明らかにされていない.特に,相対的に細粒な土は,CB型覆土の限界長に及ぼす影響が大きく,CB型覆土に適した細粒な土の土質物性について明確にしておくことは,社会実装を図っていく上で重要である.本論文は,CB型覆土の限界長最大化に着目し,Ross-Steenhuisの限界長推定式を基に,最大化に適した細粒な土を選定・調達するための判断材料の1つとして,具体的な土質物性を明かにした.