2022 年 78 巻 2 号 p. 60-71
本研究では,セメント改良土を常温で28日養生した後の一軸圧縮強度を,セメント改良土を高温で養生することにより短時間で推定することを目的として室内実験と野外実験を行った.室内実験では,大規模な装置を用いることなく室内や現場において80℃以上の高温養生が行えるように,改造した市販の圧力鍋を用いた簡便な方法を提案し,また,100℃の高温下で24時間養生したセメント改良土の一軸圧縮強度を常温で28日間中養生した改良土の一軸圧縮強度で除した強度比は,各配合条件において最大値と最小値の差が最大0.18であることを明らかにした.更に,セメント改良土の28日養生した強度を,2日間程度で推定する方法を提案し,実際の砂地盤及び火山灰質粘性土地盤にて野外実験を行い,提案した推定方法の精度を検証した.