2019 年 75 巻 1 号 p. 138-142
平成30年西日本豪雨はこれまでにない降雨により広域にわたって洪水氾濫や土砂災害を発生させ,ライフラインや交通システム,各種構造物などに多様な被害をもたらし,分野横断的な課題を顕在化させた.激甚化した災害の頻発する昨今において,災害調査データを取り纏め,それらの情報を公に発信し広く共有することは,土木学会の主要な役割のひとつである.そこで,土木学会論文集では,防災に関する技術および学術分野の進展に資するために平成30年西日本豪雨に関する報告および速報論文を取り纏めた.