2020 年 76 巻 2 号 p. I_181-I_186
レーダ観測はその汎用性から降雨や風速を通した雲内の構造推定に用いられる.本研究では大気境界層内の降雨と海面砕波飛沫を対象として2018年夏季に観測を行った.レーダ観測において重要な規格化レーダ断面積はMie散乱原理に任意の粒径分布を仮定することで導出することができる.そこで,本研究では観測から得られたレーダ規格化断面積と散乱原理から求めた規格化レーダ断面積を比較することで降雨と飛沫の粒径分布のパラメタを推定するアルゴリズムを提案する.