抄録
コミュニティサイクル(以下,CC)は,新しい公共交通サービスとして世界的に注目されており,我が国においても都市部を中心に展開されつつあるが,駐輪ポートの受給ギャップ対策などの管理方法に関する知見は十分に揃っていないのが現状である.本研究では,札幌都心部で展開しているCC事業「ポロクル」の利用履歴データにRBFネットワークを適用し,動的に変化するポートの発生集中交通量を短期的に予測するモデルの構築を試みた.その結果,利用回数が多いポートでは30分後発生集中交通量の予測精度が低下するものの,それ以外のほとんどのポートでは高い精度で予測できることが示された.さらに,他のモデルとの比較から,CC利用動態の短期予測には,RBFネットワークが有効であることが示された.