土木学会論文集D3(土木計画学)
Online ISSN : 2185-6540
ISSN-L : 2185-6540
土木計画学研究・論文集 第36巻(特集)
モビリティ環境の相違と健康との関連性に関する地域間比較分析~男女差を考慮して~
赤木 大介神田 佑亮重光 裕介
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 75 巻 5 号 p. I_1131-I_1139

詳細
抄録

健康の増進には生活習慣が重要で,特に身体活動の活発化は健康に及ぼす影響が大きいと指摘されており,通勤時の移動手段も影響すると考えられている.

本研究では,交通行動と健康状態の関係性を明らかにすることを目的とし,全国の都道府県を分析の対象に,交通行動や,健康指標との関係性について,新たに男女・地域間の相違や時系列変化による交通行動と健康状態の関係性に着目し,重回帰分析を行った.なお,一部指標に年齢階層別人口と階層別の指標を加重平均し,標準化を行う年齢調整を実施しており,分析データは,H12及びH22の2時点で分析した.分析の結果,自動車分担率が低く,公共交通分担率が高い地域であれば,脳血管性疾患や高血圧性疾患,肺炎,精神疾患といった疾病の受療率が低く,また医療費も低いことが明らかとなった.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top