2023 年 79 巻 22 号 論文ID: 22-22048
道路インフラの点検においてモービルマッピングシステム(MMS)の活用が進められている.その中で,計測して得られたデータをどのように分析するかが課題となっている.そこで,本研究では位相差方式レーザスキャナを搭載したMMSを用いてトンネルを計測し,画像処理の輪郭抽出手法を用いてトンネルの損傷を自動検知した.結果として4cm程度の崩落を模した部分を自動的に検知することができた.同時にノイズ等の影響により損傷がない部分も誤検知されてしまうことが明らかとなった.