2023 年 79 巻 28 号 論文ID: 22-28003
CLT(直交集成板)はその軽さの特徴から土木分野への利用も期待されている。例えば、既設橋梁の劣化したコンクリート床板を取替える際に、軽量なCLTで代替することができれば、コンクリート床板の増厚に伴う重量増加に対応するための鋼桁の補強が不要となり、安価に改修を行うことができる可能性がある。本研究では、床版取替の補修工事が計画されている北海道内の林道橋を対象に、CLT床版への取替えにの可能性について、有限要素法を用いた解析により検討した。