2024 年 80 巻 20 号 論文ID: 24-20088
日本でハンプは規制速度30km/hの生活道路への適用を前提として開発されてきたが,速度抑制が求められる道路には40km/h規制の道路もあり,またバスが通行する道路への適用も求められている.本研究では,バスも走行する制限速度40km/hの道路に設置できるハンプ形状の検討を目的とし,ハンプの長さと車両の振動,乗員の不快・危険感を分析した.実験場で乗用車・トラック・バスを用意し,平坦部の長さが異なるハンプを通過させ,速度,不快感・危険感,車両の鉛直加速度,周辺振動・騒音を測定した.その結果,ハンプの長さと車内の振動には非線形の関係が見られ,車内の鉛直加速度が大きくなると不快・危険感が大きくなる関係が見られた.以上の結果から,バスの振動を抑え,乗客の不快感・危険感を小さくするハンプの長さがあることが判明した.