抄録
本研究では,利害関係者の社会的視座を考慮したコンクリートの持続可能性評価の枠組みを提案した.利害関係者の持続可能性に関する意見は一般的に定性的な表現であるため,これを定量化し評価に用いるために階層化意志決定法を適用した.社 会的視座に基づく重要な指標を選定するために社会調査を実施し,調査結果に基づいて重視する指標の変化が評価結果に与える影響を検討した.異なる設計シナリオを設定し,コンクリートの持続可能性を相対的に評価した結果,設計シナリオにしたがって,適切な配合条件が選定できることを示した.