抄録
現在,地球温暖化対策として,二酸化炭素排出量の削減が課題となっている.フライアッシュをポルトランドセメントの代替材料として汎用することは,非エネルギー由来の二酸化炭素排出量の削減に貢献できる.本研究は,フライアッシュの結合材としての性能に対する養生温度の変化の影響を検討したものである.養生温度を20℃あるいは30℃とした場合,10℃から20℃あるいは30℃へ変化させた場合,および10℃から段階的に変化させた場合を条件とし,圧縮強度,k値および水酸化カルシウム量の観点から,フライアッシュの結合材としての性能を考察した.さらに,積算温度による整理を行い,フライアッシュを置換率15%でセメントに混和したモルタルの圧縮強度およびk値を評価した.