土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
Online ISSN : 2185-6567
ISSN-L : 2185-6567
和文論文
鉄筋腐食により定着不良を生じたRCはり部材の耐荷性状評価
村上 祐貴董 衛大下 英吉鈴木 修一堤 知明
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 67 巻 4 号 p. 605-624

詳細
抄録
 本研究では,鉄筋腐食により主鉄筋の定着不良を生じたRCはり部材の曲げ耐荷性状およびせん断耐荷性状評価を目的として,断面諸元,鉄筋腐食レベルなどが異なるRCはり部材に対して曲げ載荷実験を実施した.主鉄筋軸方向ひずみ分布性状に基づき,設計時からの耐荷機構の遷移や耐荷性状について検討を行った結果,主鉄筋の付着劣化に伴い,主鉄筋を介して,荷重が支点外側の領域まで伝達した場合,はりの耐荷機構が梁機構からアーチ機構に変化した.その際の耐荷性状は定着性能およびa/dに大きく影響することが明らかとなった.また,定着不良を考慮した腐食RCはり部材の残存耐力算定式を提案し,断面諸元,荷重条件によらず既往の実験結果を概ね評価可能であることを示した.
著者関連情報
© 2011 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top