抄録
コンクリート構造物の耐久性は,コンクリートの品質や施工状況などの内的要因の他,構造物が曝されている環境条件による外的要因によって影響を受ける.そのためコンクリート構造物の耐久性評価では,この外的要因をいかに正確に把握するかが重要である.外的要因の中でも重要なのが気象条件であり,この中でも特に外気温や湿度などの気象環境条件は,ひび割れ発生に影響を及ぼすだけでなく,鋼材腐食など劣化現象の駆動力となることが予測される.気象条件は,地域によって異なるため,初期ひび割れ予測など,構造物の耐久性評価では地域ごとにこれらの気象条件をモデル化する必要がある.
そこで,本研究では最新の気象データを用いて全国各地の水蒸気圧と外気温,さらに相対湿度の年変動を的確に表すモデルの構築を行い,その精度の検証を行った.