抄録
本論文は,道路橋の既設鉄筋コンクリート橋脚の新たな耐震補強工法として著者らが研究開発を行った連続繊維ロープ巻付け工法の補強効果算定式を提案するものである.本工法は,既設鉄筋コンクリート橋脚の外側にロープ状連続繊維を接着させることなく橋脚基部から所定の間隔で巻付けることによって,変形性能を改善する工法である.定式化は,ロープの巻付け間隔,ロープの材質,断面寸法,鉄筋比を変化させた合計17体の試験体の繰り返し回数3回の正負交番載荷実験より試みた.実験結果より,ロープ補強量,ロープ材質,橋脚の断面寸法,鉄筋比を変数とした補強効果算定式を構築した.