抄録
日本では,漁業資源を維持するために,様々な事業を行っています.しかし,漁場と環境の関係に関して調査費用が高くなり,これらの事業の影響を評価することは,簡単でありません.本論文では,環境アセスメントの簡便な評価手法として,HEPを用いました.2指数によるHSIモデルは,潮間帯の環境を評価するのに用いられます.これらの2指数は,水質と付着生物の確認種数です.結果から,HSI値が統計データに基づく漁獲量に密接に関連があることが分かります.これは,この手法が潮間帯で環境変化の漁場の資源に対する効果を評価することに利用できることを意味します.