抄録
2011年3月11日午後2時46分,牡鹿半島の東南東130km沖を震源地とするマグニチュード9.0の大地震(東北地方太平洋沖地震)が発生した.この地震に伴い,三陸沿岸をはじめとする太平洋沿岸に大津波が襲来した.本研究では,福島県南部の岩間佐糠海岸を対象として,津波前の2010年5月29日と,津波後の2011年5月30日に実施した現地踏査時の現地写真より,まず津波による砂州の変化を明らかにし,その上で海岸護岸の破壊状況と津波浸水深の調査結果について述べた.さらに砂州の変化状況については2011年12月27日にも追加調査を行い,その後の砂州の変形状況を調べた.