土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
護岸背後への越波による盛土被害の再現実験
越智 聖志木村 克俊宮武 誠上久保 勝美
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 70 巻 2 号 p. I_241-I_246

詳細
抄録
 2004年7月,台風8号の影響による高波により,北海道の太平洋に面した海岸において,護岸背後の盛土が洗掘被害を受け,盛土上に位置する交通機関で通行規制が講じられた.本研究では,まず,不規則波を用いて縮尺1/40の2次元水理模型実験を実施して,被害発生時の波浪および潮位条件に対する越波特性を調べた.さらに,不規則波群中の最大波について,護岸背後に打込まれた越波により生ずる水流に着目し,流速の時間変化を明らかにした.次に,この水流を上部水槽からの落水により縮尺1/4で再現し,移動床実験を行って模型盛土の洗掘パターンを明らかにした.その結果,セメントで補強した模型盛土に合計30回の落水水流を作用させることにより,現地と同程度の洗掘を再現できることを確認した.
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top