抄録
2011年東北地方太平洋沖地震津波においては,護岸や海岸堤防の破壊が各所で見られ,原因の一つとして堤体の前面での侵食や越流した津波による堤体背後面での洗掘や侵食があげられる.2004年台風23号による関西空港や神戸沖管理型埋め立て護岸の崩壊も前面の侵食により堤体が主動土圧に耐えられず崩壊している.そこで,洗掘および侵食対策として現場で容易に施工できる網袋式ユニットを提案した.このユニットは,口が一つの網袋内に砕石を中詰するものである.本研究では,まず現場での施工性を検討した.また,長期の使用を想定した暴露試験を行い,網地の耐久性を調べた.そして,水理模型実験を行い,安定係数KD値およびイスバッシュ数を明らかにした.