土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
消波ブロック被覆傾斜堤の消波工被覆状態による上部工波力特性と波高伝達特性への影響検討
石井 敏雅富田 沙希小池 雄一郎榊山 勉赤岡 茂記太田 京助
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_253-I_258

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抄録

 本研究では,テトラポッド2層積みの消波ブロック被覆傾斜堤を対象に消波ブロックによる被覆が不完全な状態について水理模型実験を実施し,上部工に作用する波力と越波への影響について検討した.その結果,消波ブロック被覆層の欠損の影響は上部工の前面波力で大きく,波力低減効果がほとんど期待できなくなり,上部工が滑落する可能性があること,越波への影響は,港内側にある透過防止工の効果により波高伝達率の増加は小さいことが分かった.また,上部工前面の消波ブロックの設置状況の違いによる波圧への影響を考慮するため設置した2本の測線による波圧の計測結果の整理方法について検討した.

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© 2014 公益社団法人 土木学会
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