土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
AISデータを活用した三大湾域での荒天時避泊実態の分析
安部 智久赤倉 康寛
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_954-I_959

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抄録
 東京湾等の湾域においては荒天時に船舶が港外で錨泊を行っているが限られた海域中での錨泊であることから,輻輳度等についての現況を把握することが重要である.また現在の港湾施設の技術基準では荒天時の避泊面積の算定式が記載されておらず面積規模の尺度が欠如している.本研究では三大湾の荒天時の錨泊実態について,AISの船舶動静データにより分析を行うとともに,錨泊円の面積の分析から避泊面積の算定式に対する考察等を行うことで今後のより安全な水域利用の方策について検討を行った.
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© 2014 公益社団法人 土木学会
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