土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
船舶の操縦性能の差異を踏まえた必要航路幅員の算定
赤倉 康寛安部 智久
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_960-I_965

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抄録
 航路計画に当たっては,対象船舶と航行環境が特定できる場合には,船舶の諸元値や航行速度等の計画条件を物理的・定量的に説明できる第2区分照査法が用意されている.しかし,公共航路の計画において,対象船舶を,ある特定の一隻に確定することは困難である.
 以上の状況を踏まえ,本研究では,第2区分照査法の公共航路への適用性の向上を目的として,同一船種・船型における,操縦性能の差異による航路幅員算定値の変動幅を算定した.その結果,75%カバー率において,操縦性能の差異による変動を明示的に確保するには,モデル船算定値に,単航路で3%,往復航路で6%の余裕分を考慮すれば十分であるとの結論を得た.
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© 2014 公益社団法人 土木学会
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