土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.31
銅スラグおよび電気炉酸化スラグを骨材とした水中不分離性コンクリートに関する基礎的研究
森田 浩史宮根 正和審良 善和竹中 寛末岡 英二佐野 清史福手 勤
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_1179-I_1184

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抄録
 銅スラグおよび電気炉酸化スラグを骨材とした水中不分離性コンクリートの配合,品質および施工性能について検討した.その結果,懸濁物質量が増加する傾向にあるが,流動性やポンプ圧送性は良好であった.強度設計は,スラグによる圧縮強度の増減を考慮する必要があるが,その管理は一般的な水中作製供試体で可能であった.単位容積質量の設計は,配合計算により可能であり,最大3.0t/m3程度まで得ることができた.また,5m水中流動させた場合においても所要の圧縮強度や単位容積質量を確保することが可能であった.
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© 2015 公益社団法人 土木学会
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